こんばんは!

ちゃんとブログを更新すると条件付きで、Macの使いにくいbluetoothキーボードから、有線のメカニカルキーボードを買わせてもらった僕です!(誰に?って『自分にです!』)


本日一本のお電話がありまして

最初に
『黒いベンツがありますか?』
とのご質問でしたので、
『黒いベンツは御座いません。銀色のベンツでしたら御座います。』
とお応えしました所
『銀色はダメだから、セダンっぽいもので、アウディでもBMWでもいいから黒い車はありますか?』
とご返答
『BMWのM5セダンと、アウディのA5のセダンなら黒いものが御座います。』

ここで、『どんな車だ?』『年式、走行距離、金額は?』などの話をやりとりしまして

最終的にお客様からの一言
『でも、ベンツが一番でしょう?』
『アウディよりも、ベンツが上でしょう?』

基準が分からなかったので、
『何を基準にお考えになるかだと思います。』
と応えました所

『じゃ、BMWとベンツだとしたらベンツが上でしょう?』
とご回答

少し間を置いて、
『それぞれメーカーごとに、特性が御座いますので、どのメーカーが上と言うのは・・・』
と言ってる途中で電話が切れたのか、切られたのか・・・


個人的な本音の部分では、先進性(デザイン&テクノロジー)から考えると、アウディが1歩先を走ってる気がしないでもないですが(個人的にアウディが好きと言う部分が強いですがw)

ただ、ベンツはラグジュアリー(コンフォート)で、BMWはスポーツラグジュアリー、アウディはスマートスポーツラグジュアリー(個人的なイメージですので悪しからず)

と言った感じに、それぞれにブランドのコンセプトがあり、選ぶユーザーの趣味趣向次第で、どれもが一番になり得ると思うので、これが一番だ!とは言えないと思ったんです。


ただ・・・


先々月くらいだったか、四国に出張にいった時に、立ち寄った老舗のBAR(毎月いくんですがw)で『サービス(接客)とは?』という話をマスターとしてた時の事を思い出しました

※カクテルの勉強ももちろんしたいんですが、同様にサービス(接客)の勉強もしてるつもりです(言い訳っぽい感じがしますがw)


マスターに
『バーテンダーとして、心がける接客とはなんですか?』
と尋ねると

しゃがれた声(酒やけ?)でマスターが一言

『寄り添う事』

続いて、
『僕らがお客さんに何かしてあげられるわけではない、ただお客さんの言葉に耳を傾けて、うなづく』
『否定するでも、肯定するでもなく、ただお客さんの進む方向に、そっと寄り添うだけ』

バーテンダーとは
『bar = 木』 『tender = 優しさ』つまりは『優しい止まり木』
とある本に書いてました。

羽休めに飛んできた鳥(お客さん)に枝(場所)を貸して、そっと寄り添う場所


これを聞いた時に、今まで考えてた接客の全てがリンクして、僕の中で大革命が置きましたw


帰り際マスターに
『勉強にないりました!』
と言うと

『大丈夫、自分はほぼ完成してるから・・・』
『『寄り添う』と言うフレーズだけで、イメージが出来た事が、今まで考えて来た証拠』
『もう少し足りない物を探して・・・』
とマスター


そして今、
『僕は全然分かってない』と自覚


今回の件で、何が一番なのか?そうでないのか?と散々書きましたが・・・


そもそも、今回のお客さんには関係のない話なんですよね


『ちゃんと寄り添う事が出来ていたら』

完全に僕の『我』が出て、ベンツが一番だと言うお客さんに、『一番なんて決められない』と


今回に関しては、『ベンツが一番』で良かったんですよ
お客さんの中で『ベンツが一番』なのだから

『ベンツが一番』の流れを殺す事なく、『ベンツが一番だと思いますが、アウディやBMWにも・・・』と続ける事が最前だったなぁと

否定してる気持ちはなかったんですが、きっとお客さんの中では『ベンツが一番』と言う部分を否定された感覚になったのではないか?と思います。


長くなりましたが、全てのサービス業の方々にも是非、『寄り添う』と言う言葉を覚えて頂きたい、そして言葉を聞いて、すぐイメージが出来た方は、きっと本当のサービスを追求されてる方だと思います。

一緒に、サービスの向上に努めて参りましょう🙇


懺悔の独り言でした。。。